7月16日 五大州

『五大州(ごだいしゅう)』

文久元年に江戸の速水某氏が『高千穂』を実親として作出したもの。(現在の『高千穂』とは別のもの4月11日参照
文久3年、浅草で行われた展覧会に根岸の肴屋二代目、篠吉五郎氏が出品して大きな人気を博したという。
慶応元年の銘鑑にはすでに登載されている。
昭和40年、追認という形で協会に登録。

葉長50cmに達するかという雄大さで立ち葉、丸止めではないが葉先まで広く力がある。
深覆輪に鮮明な縞柄は万年青を知らない人でも分かりやすい美しさがある。
昭和の中頃に千葉県などで続々と紹介され、大葉人気を引き起こしたという。
大葉おもとの入門品種としても、自分の棚をにぎやかにするにしても、展示会でおもとの存在をアピールするにしても最適な品種と言える。

外気21−31℃
温室21−32℃
鉢内21−30℃
17時頃灌水。
今の時期は枯れた下葉を取る作業と、芋吹きの本植えが始まりました。
枯れた下葉は、手前か奥に引っ張って簡単に取れる状態でない物は、葉を縦に半分に裂くと簡単に取りやすいです。
半分に裂いても少しきつい物は、裂いた状態で数日待てば簡単に取れるようになります。
無理して取ると傷みが入ったりすることもあるので、基本的には簡単に取れる状態になるまで待ちましょう。
あまりに見苦しいようでしたら、枯れた部分をランセットで切り取ってしまえば、観賞するにも精神衛生上良いと思います。

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