1月30日 琴治

『琴治(ことじ)』
平成22年度の銘鑑に金文字(全盛稀貴品)として、『力和』『鸞山』とともに羅紗名鑑の最上位に位置することになった『琴治』です。

交配は「琴治大宝」×「天竜」、昭和40年に作出。
作出から登録まで全て兼子琴次氏で、氏の名前からこの名前がついた。
当才生えの時点で覆輪が回っていたという稀なケースで、昭和58年に登録された。

大きな特徴として、厚い葉肉に絹雅糸竜と呼ばれる繊細な総雅糸竜を現す。
葉幅が広く、シンメトリーな葉姿は非常に見応えがある。

最近では数も増えてきて、比較的手に入れやすくなってきているので、これからさらに多くの人に培養されるであろう銘品である。

『琴治』の♂木である『天竜』は、雅糸竜のある縞甲の青で、松本の百瀬氏によると五大州を使ったものとか、晃明殿がかかっている可能性があるという話を聞いたが定かではないとのことです。
昔は『タツキ』と呼ばれていた実親です。
※後日、『天竜』と『タツキ』は別の物だということを教えて頂きました。『タツキ』は『天竜』のF1ではないかとのこと。

外気△4−10℃
室内3−12℃
鉢内4−13℃
灌水なし。

自家製肥料は園主の作ったものは60℃近くに上昇するなど、順調そのものですが、私の挑戦したものは発酵が始まったかと思ったらまた温度が下がってしまうなど、四苦八苦しています。
木酢液がいけなかったのか、米ぬかの量が多すぎたのか、、、
色々勉強する必要がありそうですね。

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