1月13日 実生会、東天光

今日は当園にて実生会がありました。
業者も3人集まり、非常に有意義な会合となりました。
特に、湯本先生と高橋不二夫氏による胡麻斑の交配の話が面白く、千代田斑と胡麻斑の関係性、胡麻斑でも白胡麻と黄胡麻がある、など非常に話が盛り上がりました。
高橋氏によれば千代田斑は母体に千代田斑の血があったほうが遺伝しやすいが、胡麻斑は青の♀木に胡麻斑を入れれば胡麻斑のものが生えるらしいです。

『絢華』

昨年、一昨年と三河の実生会で最優等になった『絢華』の両親が揃ったので一枚パシャリ。
♀木「外4」×♂木「N大宝」
「外No.4(そとよん)」
美好会で『麒堂』、個人的には『和康』『松寿の舞』などを作出している松井氏の棚の外にあった4番目ということでこの名がついた。M車と美好二面のF1ということになっているらしいが、本当の詳細は分からない。
実績はある。
「N大宝(えぬたいぼう)」
大野大宝の青。
これを♂木に使って、絢華とイメージの似た木が生えるなど縞羅紗の♂木として優秀らしい。
♀木としては胡麻斑の♂木をかけることで数本の胡麻斑羅紗が生えているようである。
昨年、三河実生会の当才胡麻斑の部で最優等になった木もこの交配。

『東天光(とうてんこう)』
昭和30年代に千葉県で発見された曙系大葉の品種。
葉長はそれほど長くないのだが、葉の中程から葉幅が広くなる。
曙系の中では曙虎斑が出やすく、後暗みも少ない。

室内
鉢内
灌水なし。

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