12月21日 南海


『南海(なんかい)』
昭和40年、徳島県の平戸直道氏が「大宝」×「縞甲竜」の交配で作出し、昭和57年に同氏が登録した。
縞甲系に属しているが、地合いや葉芸は羅紗に近く大型の羅紗縞甲といった感じを受ける。
葉幅広く、横に大きく開き折り下げる。
全面に総雅糸竜を見せ、玉竜を現わすのが大きな特徴である。
繁殖は芋吹きによる。

この頃は縞甲系を♂木にして、大宝などに交配するのが流行っていたことを伺い知ることができますね。
平戸氏は力和型の『平戸実生』と呼ばれている実生も作出しています。

力和そっくりです。

外気温△2−2℃
室内気温2−9℃
鉢内温度4−11℃
灌水なし。

この時期はちょっと上苔が乾いていると灌水したくなってしまいますが、鉢底の乾きを目安にするくらいがちょうど良いので我慢強い管理が必要ですね。
この時期でも毎日のように灌水して良い実績を残しておられる方もいますが、当園では冬は乾かし気味にします。

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